税理士と公認会計士

「税理士と公認会計士ってどうちがうの？」といわれるときがあります。
専門家からみれば、全く違うこの業種も、世間的には同じようにみられるようです。

税理士は、企業の税金計算をするのが本業です。
一方で会計士は、企業の監査をするのが本業です。
監査というのは、企業が作成した決算書が正しいかどうかのお墨付きを与える役目です。

どちらも、「会計士の専門家」であるため、縄張り争いが続いています。
公認会計士は税理士会に登録すれば原則として無条件で税理士資格をとれるため、税理士にとってはよく思われていません。
一方で、税理士のほうが数が多いものですから、政治力があり、いつも法改正などでは会計士側が劣勢に立たされます。

どちらも、会計の専門家なんだから仲良くすればいいのにと思いますが、現実はなかなか融合しないようですね。

公認会計士の税理士ってどう？

公認会計士の試験には税理士に比べて税法の試験が少ししかありません。だからダメだという意見と、公認会計士の税理士のほうが理論に強く頼りになるという人もいます。ケースバイケースなのでしょう。